坐骨神経痛の人がやってはいけないこと
そもそも坐骨神経痛は、腰周辺に起きた異常で、腰を通る神経が圧迫されたり損傷したりすることが原因となる場合が多いです。
神経の圧迫や損傷を悪化させてしまう恐れがあるため、坐骨神経痛の症状が強くなるおそれがあります。なので下記のことは避けなければなりません。
避けるべき行為
⭐︎重いものを持つこと
重いものを持つのは、どうしても腰に負担がかかります。特に、床に置かれた重いものを「膝を伸ばした状態」で持ち上げると腰周囲の筋肉に負担がかかり、筋肉の下にある腰の骨が圧迫されてしまいます。
骨が圧迫されると、骨と骨の間にあるクッションの役割をしている「椎間板」が飛び出し(椎間板ヘルニア)、神経を圧迫するおそれがあります。
⭐︎闇雲に身体を動かすこと
闇雲に身体を動かすと、坐骨神経痛による足の痛みやしびれの症状が悪化します。
- 突発的に動く
- 腰を捻る動作を繰り返す
- 膝を伸ばした状態で前かがみになる
- 腰に負担のかかる無理な筋トレ、ストレッチをするなどといった行為は避けた方が良いです。
坐骨神経痛が現れているときには、痛みの出ない範囲で動くことが大事です!
⭐︎ 動かなさすぎる(じっとしすぎる)こと
坐骨神経痛だからといって、動かさないままいると、筋肉が硬くなったり血液の循環が滞ったりします。坐骨神経痛の悪化に繋がるため、長時間同じ姿勢でいるなど安静にしすぎるのはよくありません
軽い運動やウォーキングなど負担が少ないものから、初めて少し動くことが大切です。
⭐︎ 柔らかすぎるマットレスで寝ること
柔らかすぎるマットレスで寝ると、体の重みのある部分が沈み込みます。仰向けであれば、肩周囲やお尻が沈み込むため腰は「く」の字になり、腰周辺の筋肉が常に緊張した状態が続きます。そうすると「朝起きたら坐骨神経痛が悪化している」ということが起こってしまいます。
身体が沈みすぎていないかチェックしてみてください!
⭐︎ 体重を増やすこと
体重が増えると、湾曲した構造に対して上からの圧力が強くなるため、腰への負担が強くなり、坐骨神経痛の悪化につながります。
また、体重増加で膝に負担がかかり痛みを生じれば、膝の痛みをかばうために腰の筋肉がこわばり、坐骨神経痛につながるおそれがあります。どちらにしても、体重の増加は腰の負担になるため、体重を増やさないように注意しましょう。
これらのことに気をつけて生活し、筋肉を緩めたりできる整体や鍼灸、マッサージなどを受けることをおすすめします。