坐骨神経痛には坐骨神経に沿ったツボがよく用いられており、下のツボ周辺を指で押さえると特に痛く感じます。
今回は、坐骨神経痛の際によく使われる効果のあるツボを8個ご紹介させていただきます。
坐骨神経痛に効くツボ
・腎兪(じんゆ)
ウエストの一番くびれた高さで、背骨から指2本分くらい外側にあります。
おへその高さで腰に手を置くと、自然に親指が届くところです。
・大腸兪(だいちょうゆ)
ベルトの高さで、背骨から指2本分くらい外側にあります。
・胞盲(ほうこう)
仙骨にある上から2番目のくぼみから指3本分外側にあります。
・環跳(かんちょう)
お尻をギュッと締めた時にできるえくぼのところ。
・殷門(いんもん)
・承山(しょうざん)
・崑崙(こんろん)
・陽陵泉(ようりょうせん)
膝の横下にある丸い骨(腓骨頭)の斜め前、下側にある
トリガーポイントとは
坐骨神経痛の原因にトリガーポイントというのがあります。
トリガーポイントとは「痛みの原因となる場所」のことを言います。
坐骨神経痛の症状の多くは、お尻から太もも、ふくらはぎ、足の裏にかけての痛みや痺れです。そして、これらの痛みを起こしている原因となる場所のことを「トリガーポイント」と言います。
ふくらはぎが痛いからふくらはぎに痛みの原因があるわけではなく、実はお尻の深い所にある筋肉が痛みの原因となっています。
坐骨神経痛の場合は「梨状筋」、「中殿筋」、「小殿筋」などに痛みの原因となる「トリガーポイント」があります。指で押さえてみると、「ズーン」と響いて、「そこそこ!」というポイントがあると思います。
主に鍼治療を行いますが、自宅でのセルフケアとして、上記のツボにお灸や指圧をすることもおすすめします!
セルフお灸のポイント
指先でツボ周辺を軽く撫でてみて、少し凹んでいる部分がツボであることが多いとか。「凹んでいる=血行不良」のポイントなので、そこを温めることが効果的なのです。
ツボ押しのポイント
照明を落とし、快適な室内温度の中でツボ押しを布団の上で。ツボ押し前の過度の飲酒や、テレビを見ながらのツボ押しはあまり良くないです。
脳をリラックスさせる必要があるので、ツボの正確な場所探しにがんばりすぎずに軽く押して気持ちよい所で大丈夫です。
ツボ押しは深呼吸しながら行います。これを約10回繰り返していきます。