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耳鳴りと東洋医学

東洋医学で耳鳴り・難聴は身体に流れる経絡(けいらく)という全身の栄養経路を診ると、少陽胆経と厥陰肝経に症状が多く出ます。胆経は耳の周りを取り巻くように流注します。これは耳を栄養していることを意味します。また耳に関係しているのは腎であり、耳鳴りが気になり始める原因の一つには加齢が関係してきます。東洋医学で成長と関係があるのは腎になります。

『肝』や『腎』を詳しく見てみましょう↓

肝の働きとは

『肝』の働きとして、血液を貯蔵し、全身に流れる血流の量をコントロールする、精神を安定させる、そして自律神経の働きを調節して体調を整えるなどの働きがあります。この肝の機能が強まると(肝実)目のかすみ、充血のほか、めまいや頭痛などが起こりやすくなります。月経異常、貧血、蕁麻疹などが現れやすくもなります。精神面では、神経が過敏になり、耳鳴りが起きややすくなります。また焦りやイライラ、怒りっぽくなるなど気分が不安定になりやすいのが特徴です。肝の働きが弱まると(肝虚)肝は栄養と代謝にも関わるため、消化不良、下痢、耳鳴りなどの症状が現れます。また筋力が落ち、手足に痙攣などが起きやすくなったり爪が薄くなり、割れやすくったりします。

腎の働きとは

また、『腎』には耳が深く関わっていると考えられています。

腎は、体内の水分代謝を調節し、不要な物質や水分を尿として体外に排出します。水分代謝をスムーズにすることで肺の働きを助け、呼吸機能や体液の維持、思考力の維持にも大きく関わっています。

成長と生殖機能もコントロールし、歯や骨、髪の成長を助け、生殖器の機能を維持します。

この腎の機能が弱まると(腎虚)体内に余剰な水分がたまり、浮腫が生じます。すると肺の呼吸機能も不調となり、咳や息切れ、皮膚の乾燥などの症状がでてくることもあります。

成長が低下し、女性は妊娠しにくくなります。

歯や骨がもろくなり、膝や腰のだるさや痛み、耳鳴りや聴力低下、髪が抜けやすくなったり、白髪が増えたりするなどの症状がでてきます。

表裏関係である、『膀胱』の機能が下がると、頻尿や夜間尿などの排尿障害や水分の代謝に影響が出ます。

そもそも鍼や灸を使ってどう治しているのか??

鍼の作用としまして、自律神経を調節することができます。

鍼灸治療は、ツボに細い鍼やお灸で刺激を与えて、体の異常を治療する方法です。鍼灸治療には、補瀉という方法がありますが、『補』は体に不足しているものを補うこと、『瀉』は身体から余分なものを出すことを意味しています。

呼気吸気に合わせて刺したり、針を刺す深さ、鍼を入れるスピード、経絡の流れに沿ったり逆らったり、そういった方法で補ったり瀉したりしています。

先程説明した証で例えさせていただきますと、

腎虚は腎が虚している(少ない)ため、補わないといけないので、補法で刺激したりします。

こういった方法やツボの効果などを考え治療しています。

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