私たち人間の体は二足歩行をするため、もともと首や腰に負担がかかりやすいのです。
とくに首から肩にかけての筋肉が姿勢を保つために緊張し血行が悪くなり重く感じるのが「肩こり」です。
みなさんが買い物に行けば、あちこちで「肩こり」解消グッズをみかけることはありませんか?
日本人のほとんどが「肩こり」を感じているというデータもあります。
肩こりの原因や、肩こりに効くツボをご紹介していきます。
どれも自分で簡単に押せるツボばかりですので、ぜひ勉強や仕事、家事の合間に試してみてください!
★ツボ押しの前に、、、(準備運動)
1.まっすぐ立ち、足を肩幅くらいに開きます。腕は自然におろします。
2.腕を前に上げてから、後ろに振り下ろす。
そのまま、遠心力を使って、前後に腕をブランブランさせる。力は使わず、遠心力でブランブランと揺らすのがポイントです。力を抜いてやりましょう。
腕を前後に振ることで肩甲骨周りが柔らかくなり、肩周辺の血流がよくなります
肩周りのツボ
・肩井(けんせい)
・肩中兪(けんちゅうゆ)
肩中兪:頭を前に倒したときに首の後ろに出っ張る骨の、少し斜め下あたり。
・肩外兪 (けんがいゆ)
肩外兪 : 頭を前に倒したとき、首の後ろに出ている骨(第7頸椎)の少し下で体の中心から指3本外側に進んだところ。
手周りのツボ
・合谷(ごうこく)
合谷(ごうこく):親指と人差し指の骨が交わるところの、人差し指側でやや指先に進んだところ。
・後渓(こうけい)
後渓(こうけい):手を握ったとき、小指側で、小指の付け根部分にできるしわの先端部の近く。
ツボ押しのポイント
ツボ押しは、寝る直前より、寝る30分~1時間前に行うのが理想的です。
照明を落とし、快適な室内温度の中でツボ押しを布団の上で。ツボ押し前の過度の飲酒や、テレビを見ながらのツボ押しはあまり良くないです。
脳をリラックスさせる必要があるので、ツボの正確な場所探しにがんばりすぎずに軽く押して気持ちよい所で大丈夫です。
ツボ押しは深呼吸しながら行います。これを約10回繰り返していきます。
「肩こり」の原因はさまざま
◇デスクワークなど長時間同じ姿勢をとっている。
◇机と椅子のバランスが悪く偏った姿勢を続けている。
◇かばんをいつも同じ方の肩にかけている。
◇長時間冷房のきいた部屋にいて体が冷えている。
偏った姿勢を続けていたり緊張した状態を続けていると筋肉が疲労し、肩こりが起こりやすくなるのです。
寝不足や疲労、精神的なストレスなどによって自律神経のバランスが乱れることで、消化器系の内臓の働きが低下して、反射的に肩こりが起こる場合もあります。