デスクワーク作業やスマートフォンなどで起こりがちな、肩や首周りの不調を手軽にケアできる方法を紹介します。★肩こりは肩甲骨周りをほぐして血流改善を!
長時間デスクワーク作業やスマートフォンを見ることが多くなって、肩こりが気になる、腕こりがひどくなったという人が増えています。キーボードを叩くために腕や手を動かしますよね。腕は肩とつながっているので、長時間作業していると当然肩にも影響が出てきます。特に自宅だと、机やいすの高さが合っていないために、腕が少し浮いたような状態や、不自然な姿勢でキーボードをたたいている人が多いです。このような状態でキーボードをたたいている人は、肩で腕をずっと支えているので、特にコリがひどくなります。
肩こりは、肩甲骨周りが固まってしまうと特につらく感じるので、肩甲骨周りをほぐしてあげましょう。
★ツボ押しの前に、、、(準備運動)
1.まっすぐ立ち、足を肩幅くらいに開きます。腕は自然におろします。
2.腕を前に上げてから、後ろに振り下ろす。
そのまま、遠心力を使って、前後に腕をブランブランさせる。力は使わず、遠心力でブランブランと揺らすのがポイントです。力を抜いてやりましょう。
腕を前後に振ることで肩甲骨周りが柔らかくなり、肩周辺の血流がよくなります
★首周辺のこりを楽にするツボ
ガチガチになりがちな首をケア。簡単ツボ押しでつらさを軽減しましょう。
デスクワークやスマートフォンを触る時は首を前傾にさせがちですが、前傾させると頭を支えるために首に大きな負荷がかかります。首の角度がまっすぐのときでも、首の筋肉は4~6kgの重さを支えています。首を15度前傾させただけで首には12kgもの負荷がかかり、30度前傾させると、18kgもの負荷がかかります。
これでは首が疲労するのも当然です。また、画面を目で追って動かす際には、無意識に首の筋肉も動いているため、目と一緒に首もさらに疲れてしまうのです。
★首の3つのツボ
首の後ろから耳の後ろまでに並ぶ3つのツボは、首こりや肩こりにとても効果があります
・天柱
首の後ろにある太い筋肉のすぐ外側、頭蓋骨の下のくぼみにあるツボ。
・風池
天柱と完骨の真ん中に位置するツボ。
・完骨
耳の後ろ、出っ張った骨の先端すぐ下で、押すと気持ちいいところにあるツボ。
後頭部の神経と関係が深いこの3つのツボは、首こり、肩こり、疲れ目、眼精疲労、頭痛などにも効果があります。疲れを感じたら押しましょう。
★ツボの押し方
頭をバレーボールに見立て、「トス」を上げるような感じで手を構えます。親指はツボに、親指以外の四指は後頭部に添えます。
天柱→風池→完骨と、内から外へ順に押しましょう。少しだけ頭を後ろに倒すのがコツです。
痛いと感じるツボがあれば、そのツボを押した状態で、頭をぐる~りと、5回まわしましょう!