皆さんは日頃どのように気分転換をしていますか?
のんびり過ごしたり、体をうごかしたり方法は様々ですよね。
音楽を聴くということも気分転換の1つです。
ここでは、音楽が体に与える影響についてご紹介します。
[音楽がもつ3つの作用]
音楽には3つの作用があるといわれています。
①心理的な作用
たとえば昔懐かしい曲を聴くと当時を思い出して穏やかな気分になりますよね。このように感情に作用する心理的作用をもちます。
②社会的な作用
校歌や応援歌など、みんなで歌うと団結力が強まりますよね。初めて会った人でも一緒に歌を歌うと距離が縮まるように、人と人をつなぐ社会的な作用があります。
③生理的な作用
音楽の好き嫌いとは関係なく、体に良い変化が表れる音や曲があります。その特性を医療に応用し、不調の予防や改善に役立てる音楽療法というものがあります。
[音楽は自律神経を整える?]
音楽を聴くと、副交感神経が優位になりリラックスした状態になり、脳内に幸福度が高まるドーパミンというホルモン分泌を促し、ストレスホルモンを減少させる効果があります。
好きな音楽を聴くと、仕事や家事がはかどるのはこのためです。
自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスがとれており、交互に切り替わり同じレベルで働くのが理想的です。しかしストレスや加齢などにより副交感神経の働きが低下するため、交感神経だけが強く働きすぎてしまう場合があります。
そうすると身体の様々な機能に影響し、不眠や頭痛、耳鳴り、めまいなどの症状があらわれてしまいます。
こうした不調や病気を予防・改善するには、まず自律神経のバランスを正常な状態に戻してあげることが大切です。そこで取り入れたいのが、副交感神経に働きかける音楽の力です。
[どんな音楽が効果的?]
好きな音楽を聴くことでやる気が出たり幸福感が増したりしますが、集中したいときに聴く場合は歌詞のない音楽が適していると言われています。
そのほかには川の流れる音や鳥の声などの「自然の音」で構成された曲を聴くと安眠効果に繋がるといわれています。
また、音楽は記憶と繋がっていることが多く、過去の記憶や体験を思い出すきっかけとなり脳を活性化させる効果もあります。
[楽しくリフレッシュを!]
音楽は手軽で非常に身近にあるものです。
好きな音楽をかけて家事や仕事に取り組んでみたり、休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。ぜひ音楽で自律神経を整え、心身ともにリラックスしてみてくださいね。