堺市の整体なら「OWL(アウル)鍼灸整体院 」

皆さんの中には、仕事のストレスや家庭の問題、心配事など、さまざまな理由で眠りにつけないという状況を、多くの人が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。また、睡眠薬に頼っている方も少なくないかもしれません。

今回は、睡眠薬と漢方薬について詳しく説明していきたいと思います。

睡眠薬と漢方薬の特徴

睡眠薬は、直接的に眠りを誘発する働きを持つ特徴があります。脳の覚醒を抑えることで、眠気を感じさせたり鎮静作用をもたらすことがあります。

一方、漢方薬は不眠の原因を取り除く働きをして、自然な形で睡眠を促します。たとえば、イライラして眠れない場合には、気分を落ち着かせる漢方薬が選ばれ、不眠の背後にある要因を考慮した薬が選ばれます。

代表的な不眠症の4タイプ

入眠困難 布団に入っても寝付けない。(3060分以上)

中途覚醒 夜中に何度も目が覚める。

早朝覚醒 明け方に目覚めてその後眠れない。

熟眠困難 眠りが浅く熟眠感がない。

不眠症には様々ある為、医師の診断を受け不眠症に合わせた睡眠薬を使用することはもちろんですが、自分自身でも薬に対する正しい知識を身に付けることも大切です。

漢方薬

気血水漢方の考え方には、「気・血・水」という大切な概念が含まれています。これら3つが調和している状態では、私たちの体は心身ともに健康であるとされています。

漢方の視点では、不眠の状態は「気(生命活動に必要なエネルギー)」の流れが円滑でないことが一因とされており、体内の「気」の流れが滞ることや、「血」の量が過少または過剰になることも、不眠などの不調を引き起こす可能性があるとされています。

たとえば、気の流れが滞って眠れない場合には、「気」の流れをスムーズにする漢方薬が選択されます。また、イライラして眠れない人には気分を落ち着かせる漢方薬、「血」が不足し不安などの症状がある場合は、消化器のはたらきを助けることで、不足した「血」を改善させる漢方薬といったように不眠の原因となっている背景を考慮して、個々の状態に合った漢方薬が選ばれます。

不眠治療に用いられる漢方薬の例

①桂枝加竜骨牡蠣湯(心因性 虚証)

不安や緊張でなかなか寝付けない人。「気」の巡りをよくし、神経過敏になり興奮した状態を整える。

②加味帰脾湯(精神不安 神経症)

疲れやすく眠りが浅い人に選ばれることが多い漢方。

消化器のはたらきを助けることで、不足した「血」を改善する。不安や緊張を取り除き、気持ちを落ち着かせる。

 ③酸棗仁湯(中途覚醒・熟眠困難)

夜間に目が冴えてしまう、眠りが浅く夢をよく見る、熟睡できないなどの症状の改善に用いられる漢方。
体力が低下して心身ともに疲労している人に用いる。また、働きすぎなどにより心身が軽い興奮状態になる場合(疲れているのに興奮状態で眠れない場合)の不眠におススメ。入眠がスムーズにできないタイプの不眠には効果は薄いとされる。

 ④加味逍遙散(中途覚醒・早朝覚醒・熟眠困難)

女性特有の症状で眠れないときに選ばれる漢方薬。「血」が不足し、たまった「気」が熱に代わり、さまざまな不快な症状を引き起こす。これらの熱を冷まし不足した「血」を補い、「気」を巡らせて体のバランスを整えていく。中高年女性のイライラやのぼせなどの神経症状を落ち着かせる事ができる。

 

不眠症は、当院の鍼灸治療や自律神経整体もとても有効な手段の一つです。お薬や漢方薬を飲んでも改善しない方、お薬を辞めて根本的に改善されたい方が多く来られて、しっかり改善されております。是非ご相談下さいね。

 

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