[不眠症について]
⚫︎眠ろうとしてもなかなか寝付けない
⚫︎寝ても途中で目が覚めてしまう
⚫︎起きたい時間よりも早く目が覚めてしまう
どんな方でも一度はこのような経験があるのではないでしょうか。大切な日の前日や心配事がある、強いストレスを感じた、等々理由は人によってそれぞれです。通常は時間が経ったりストレスから解放されて安心したりするとまた普段通り眠れるようになります。
しかしこれらの状態が続いてしまい自律神経のバランスが乱れ、さらにそれが原因となって日中の活動時間に身体の不調をきたすことがあります。これを「不眠症」といいます。
不眠症状を有している方は一般成人の約30〜40%いると言われており、女性に多くみられます。
[不眠症の分類]
不眠症には短期不眠症と慢性不眠症があります。
不眠症状と日中の不調が、週3日以上かつ3ヶ月未満の場合は短期不眠症、3ヶ月以上になると慢性不眠症となります。
慢性不眠症のように長期化する不眠症状にはいくつかの原因があります。
[不眠が長期化する理由]
⚫︎生活習慣の乱れ
深夜型の生活になり、寝る時間が深夜〜明け方になってしまうことで生活リズムが乱れたり、十分に睡眠時間を確保できなかったりします。
十分に睡眠をとれていないと日中の脳や体の活動量が減少し、体に適度な疲労をもたらせなくなるため、寝たい時間に眠れなくなることがあります。
⚫︎良くない睡眠習慣がある
寝る前にカフェインやニコチン、アルコールを摂取する睡眠習慣がある方は要注意です。
カフェインはコーヒーや緑茶・紅茶などに含まれ、ニコチンはタバコに含まれますが、これらの物質は覚醒作用をもつため寝つきにくくなってしまいます。
また、アルコールは体から抜ける段階で中途覚醒を引き起こす作用がありますので、寝る前の飲酒は控えましょう。
⚫︎眠れないことに対する不安や恐怖が大きい
寝つけないことに過度に不安や恐怖を感じることで、余計に眠れなくなることがあります。
また、普段よりも早く寝床についても寝つけないときにイライラしたり、不安になったりすることがさらに寝つきを悪くさせてしまいます。
⚫︎ストレス環境に置かれている
強いストレスを抱えている場合、自律神経の交感神経が過度に興奮してしまうため不眠につながりやすくなります。
[不眠への対処法]
⚫︎就寝、起床時間を一定にする
⚫︎朝カーテンを開けて太陽光を浴びる
⚫︎適度な運動を心がける
⚫︎睡眠時間にこだわらない
⚫︎寝る前は飲酒、タバコ、カフェインを控える
⚫︎自分なりのストレス解消法をみつける
生活リズムを整え、習慣を見直す事で不眠症の改善が期待できます。
また、整体や鍼灸等の治療をすることもおすすめです。全身のバランスや反応をみて原因を判断し治療をおこなうため、本来持っている自己調整の力を高め自律神経を整えることができ、根本改善に繋がります。
病院にいくのは気が引ける、根本改善したいという方はぜひ整体や鍼灸などを受診してみてください。