直接怪我はしていないのになぜか腰が痛い、長年腰の調子が悪いなど腰痛でお悩みの方は多いですよね。
知らず知らずのうちになっていたり、長く患ってしまったりする腰痛ですが、どんな人におこりやすいのかその特徴をご紹介します。
[腰痛になりやすい人の特徴]
・同じ姿勢、負担のかかる姿勢
立ち仕事、座り仕事など同じ姿勢を長時間し続ける仕事は腰に負担がかかりやすく、腰痛になりやすい傾向にあります。
また、重いものを頻繁に持つなども腰痛の原因になります。
・筋力不足、筋肉の偏り
筋力不足や筋肉バランスに偏りがあると身体の使い方に癖ができて骨が歪み、神経の圧迫、血液の流れが悪くなり腰痛に繋がります。
・肥満型の人
腰は身体全体の体重を支える部分にも関わらず背骨しかないため、腰周辺の椎間板や筋肉、靱帯には、常に大きな負担がかかっています。通常で体型でもそうなのですから、標準体重をオーバーすると、その分だけ余計に腰に負担がかかります。
・痩せすぎの人
痩せすぎの人は、骨粗しょう症による腰痛になりやすいです。少し重い荷物を持ち上げただけでも脊柱の一部が折れることがあるのですが、骨折すると骨の形が変形するため、脊柱周辺の筋肉が緊張して固くなり、腰痛が慢性化することがあります。
・X脚やO脚の人
X脚やO脚の場合、通常よりも足に負担がかかります。腰にまでストレスが加わるため、腰痛を引き起こしやすくなります。
・体に合っていない寝具を使っている
低反発のマットレスは腰が沈み込んでしまい脊柱のS字カーブが崩れやすいです。逆に、固すぎる布団では肩や腰の一部に体重がかかり、血行不良による腰痛が起こりやすいです。
・むち打ちの状態を放置している
事故などによりむち打ちの症状がある場合、放置していると腰椎部に歪みが起こり、腰が痛むことがあります。
・内臓の病気である
内臓疾患の症状により腰痛が出る場合があります。思い当たる場合は病院を受診しましょう。
・運動不足、筋肉量が少ない
適度な筋肉が体についていないと血液循環が悪くなり、腰の血流も悪化するため腰痛につながります。
また、筋肉量が不足していると身体を十分に支えられないため、腰への負担が大きくなります。
・冷え性、寒がり
冷え性は血行不良が原因で起きているため、全身の血液循環も悪くなっている状態です。
また、寒さで背中や腰に余計な力が入ってしまうことも腰痛の原因の1つです。
・ストレスを感じやすい
ストレスは交感神経を優位にし血管を収縮させるため、血液の流れを悪化させます。
その結果腰周囲の血流も悪くなってしまい、腰痛を誘発させます。
・過労や寝不足
疲れすぎたり睡眠が十分に取れないと筋肉の疲労を回復しきれません。
さらに交感神経が優位になり血流が悪化するため、腰痛になりやすいです。
[腰痛への対策]
・姿勢や体型の改善
同じ姿勢が多い方は定期的に姿勢を変えるようにしたり、体を動かしたりしましょう。
肥満や痩せすぎなどの体型が原因であれば、適正体重に近づけるようにしたり、骨粗鬆症予防などを心がけましょう。
・適度な運動
生活習慣に運動を取り入れ、筋肉をつけたり動かしたりしましょう。体は繋がっているため、腰周りだけの筋肉ではなく全身のバランスが良い状態がベストです。
また、筋肉がつくことで体の血液循環が良くなり腰痛が改善されます。
運動ができないときはストレッチなどをしてみましょう。
・バランスの良い食事をとる
栄養が偏っていたり不足していたりすると、十分に体を回復できません。バランスの良い食事を心がけて食べましょう。
とくに体の素になるたんぱく質をしっかりとることで筋肉や血液の生成が促され、しっかりとした体づくりができます。
・入浴、休息
まずはお風呂にゆっくり浸かり体をあたためて血流を良くし、筋肉をほぐしましょう。湯船に浸かる際は半身浴がおすすめです。
さらにしっかり睡眠をとって体を休ませましょう。
寝る時に自分にあった寝具を使用することも重要ポイントです。
・ストレスを溜め込まない
誰かに話をきいてもらったり、趣味や旅行など自分なりのストレス解消法をみつけましょう。
自律神経が整うと腰痛だけでなく、あらゆる身体のお悩みに効果がありますよ。
・整体や鍼灸治療を受ける
自律神経を整えたり、骨の歪みや姿勢を直せる整体や鍼灸での治療で腰痛の根本改善が期待できます。
長年の悩みでセルフケアでどうにもならない肩こりはプロに任せてみてはいかがでしょうか。
[さいごに]
腰痛になりやすい人の特徴とその対策についてご紹介しました。
様々な要因がありますが、腰痛が治るだけで気持ちが明るくなったり生活の質があがったりします。
ぜひ腰痛を改善して痛みのない日々を送りましょう!