⚫︎眠ろうとしてもなかなか寝付けない
⚫︎寝ても途中で目が覚めてしまう
⚫︎起きたい時間よりも早く目が覚めてしまう
どんな方でも一度はこのような経験があるのではないでしょうか。
特に強いストレスを感じた時や考えごとをずっとしている、心配事がある時など、このような症状がおこる方は多いと思います。
今回はそのようなストレスと不眠の関係について紹介していきます。
[不眠症について]
考え事やイライラすることが多く寝つけない、途中で起きてしまうなどの不眠症状がある場合、通常は時間が経ったりストレスから解放されて安心したりするとまた普段通り眠れるようになります。
しかしこれらの状態が続いてしまい自律神経のバランスが乱れ、さらにそれが原因となって日中の活動時間に身体の不調をきたすことがあります。これを「不眠症」といいます。
不眠症状を有している方は一般成人の約30〜40%いると言われており、女性に多くみられます。
[ストレスで自律神経が乱れる理由]
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は体を動かしたり血圧を上げたりするときに働く神経で、副交感神経は睡眠やリラックスしているときに働く神経です。
日中は交感神経が優位になり、夜は副交感神経が優位になります。
このバランスがとれていると、夜に理想的な睡眠がとれる状態になります。
なぜストレスで自律神経が乱れるかというと、ストレスは交感神経を興奮させるためです。
大きなストレスを感じたり、小さなストレスを積み重ねることで交感神経が興奮し続け、自律神経のバランスを崩してしまいます。
ストレスを感じていて不眠症状がある方は、夜に交感神経が優位になってしまっているということです。
[不眠症改善のためのセルフケア]
不眠の原因はストレスだけでなく生活リズムの乱れによる自律神経失調も考えられます。
まずは自身の身体を根本から見直し、生活習慣やリズムを整えていきましょう。
就寝・起床時間を一定にする、朝に陽の光を浴びるなどは、1日の生活リズムの基礎をつくります。
また、適度な運動で肉体的に疲労させたり、ぬるめのお湯で半身浴をして副交感神経を優位にさせたりすることで、心地よい眠りにつきやすくなります。
寝る前の行動で気をつける点としては、直前の飲酒・たばこ・テレビ・スマホ操作を控えることです。これらはすべて交感神経を興奮させてしまい寝付けなくなる原因になってしまうため避けたほうが良いです。
その他、趣味を楽しんだりリフレッシュできる場所に行ったりしてストレス解消することで、自律神経バランスも整いやすくなりますよ。
[不眠症の改善方法]
不眠症治療というと病院のイメージが強いと思います。しかし薬は対処療法になるため、飲むのを辞めればまた不眠になったり身体の不調がでてきてしまいがちです。
薬に頼りきらず治したい場合は自身の自然治癒力を引き出し自律神経の乱れを整え、根本から改善していく必要があります。
そこでおすすめなのは整体や鍼灸での治療です。
整体や鍼灸は全身のバランスや反応をみて原因を判断し治療をおこないます。その結果、本来持っている自己調整の力を高め自律神経を整えることができ、根本改善に繋がります。
病院にいくのは気が引ける、根本改善したいという方はぜひ整体や鍼灸などを受診してみてください。