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腰痛を東洋医学で考えると

医学には西洋医学と東洋医学に大きく分けられます。

まずこの2つの医学の違いについてご説明させていただきます。

まず、西洋医学は簡単にまとめると身体の悪い場所に対して検査をし投薬や手術などの方法で直接的にアプローチを行います。現在では最先端の医療機器を使用して診察や治療を行えるようになっています。

一方東洋医学は「局所」(悪い場所)ではなく「全身」がどのような状態になっているのかを考えます。

東洋医学の「全身」というのは筋肉や関節だけではなく、内臓の状態やメンタルのことなど、身体の内側も含まれています。

それぞれのメリット

西洋医学では悪い場所を特定し最短で治していけること。

東洋医学では悪くなったのがなぜかを身体や内側を見て根本的、局所的と両方治療していけることとなっております。

腰痛は東洋医学でどんな分類があるのか

①気滞血瘀(きたいけつお)

日頃のストレスや運動不足、疲労の蓄積などが原因で「気」が滞ります。気の滞りは時に流れ、時に滞るという状態になりやすく、増悪と緩解を繰り返し不安定となりやすいです。また血瘀とは血の運行が緩慢になったり、停滞している状態です。

これらが停滞してしまう原因は情志(気持ち)の変化など季節の変化(特に冬)などが関係しています。

これらが原因で、腰痛になるのですがそういった方には腰痛以外に以下の症状が見られます。

☑️お腹の膨満感

☑️脇や胸の重苦しい痛み

☑️抑うつ感

☑️脹ったような痛みや刺すような痛み

☑️月経など塊がでる

☑️鮫肌(ザラザラしたような肌)

などが見られる方は東洋医学では気滞血瘀と分類されます。こういった方は気や血の流れを良くすることが大事です!

身体を冷やさない様に心がけたり、冷たい食べ物、飲み物は避けるようにしてみてください。

ストレスがかかりすぎるのもよくありません。少しリフレッシュをして、休むことも大切です!

②腎気虚(じんききょ)

腎の機能が失調している状態です。東洋医学で腎とは生まれもった精であり、これを腎精と言います。人体の構成や生命活動を維持するために必要なものとされており、また腎臓は身体の腰の位置にあります。腎の機能低下により、腰に栄養が行き渡らなくなるため腰痛が発症すると考えられていますが他にも腎の機能が低下すると以下の症状が見られます。

☑️トイレが近い

☑️足腰に力が入らない

☑️物忘れが増えた

☑️疲れやすい

☑️白髪や抜け毛が増えた

☑️耳鳴り、難聴

☑️性欲減退

などが見られる方は腎気虚と分類されます。

こういった方は、腎は黒と関係していると言われているため、黒い食べ物を取ってあげることが大切です!

例えば、黒キクラゲ、ひじき、黒豆、小豆、しいたけ、焼き海苔などがオススメです!

③寒邪(かんじゃ)

寒邪とは字の通り、寒い邪気で気候が寒冷になる冬に出現することが多いです。ですが、冬以外の季節でも冷房で冷えたり、雨に濡れたり、汗をかいた後に冷えるといったことで人体に影響を与えます。

寒邪の特徴としまして、

☑️寒がり

☑️悪寒

☑️四肢の冷え

☑️こわばり

☑️頭や体の疼痛

などが見られるます。

こういった方は身体を冷やさないよう、家でも靴下を履いたり重ね着をしたりしましょう。

また朝に白湯を飲むと代謝が上がりポカポカするのでオススメです!

寒くなると自然と肩に力が入ったりと肩がコリやすくなりますので、定期的に肩を回したり力を抜くようにしてください。

 

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