耳鳴りと自律神経の関連性は
このページを読んで頂いている方は
なんとなくおわかりかと思いますが
今回は自律神経の乱れを前置きとして
ストレスを多く受けていたり
気圧の高低差を受けると
なぜ頭蓋骨が捻れたり、歪んだりするのか解説します。
そもそも頭蓋骨は1つではなく
23個の骨がパズルのように
組み合わさって形成されています。
それぞれを繋げているのが
「縫合」と言う部分です。
意外かも知れませんが
頭蓋骨はずっと固まっている訳ではなく
微かに膨らんだり、しぼんだりしています。
その機能が低下してしまうと、何らかの不調をきたしてしまいます。
今まで私は耳鳴りでお困りの方を何百人と見た中で圧倒的に歪みが多い、頭蓋骨2つを皆さんに共有します。
1つ目は蝶形骨です。
名前の通り、蝶形骨と言うのは蝶々のような形をしています。
蝶形骨と縫合している関節は図の通り
主に前頭骨、側頭骨、頭頂骨と縫合していますが
実は中の方で後頭骨とも噛み合っています。
そこがわずかにズレてしまうと自律神経の中枢でもある、脳脊髄液の循環、間脳、脳幹の部分が正常に機能しなくなりやすく、体温調節、血圧、睡眠などに影響します。
蝶形骨と言うのは目(眼球)を動かす筋肉の付着部でもあります。
ですので蝶形骨に歪みが起きると眼振が起きたり
ドライアイ、吐き気を催す事もしばしばみられます。
(クリックで拡大で見れます)
2つ目は側頭骨です。
側頭骨と言うのは耳を構成している関節でもあり
リンパ循環、三半規管系に関係しています。
傾向的には右の側頭骨が前に捻れる事が多いです。
みなさんも宜しければ、周りの方がいらっしゃいましたらその方の後に立ってもらい
自分の人差し指を相手の耳の上に乗せて
左右差を確認してみてください。
もしかしたらどちらかが高く、どちらかが低くなっているかも知れません。
なぜ歪んだり、捻れたりするのかは
ストレスの中でも人間関係での悩みや
金銭的な不安要素、不安からの暴飲暴食と
人それぞれ原因は違えど、身体が現せてくれます。
身体は正直です。
施術家は他にも細かい検査を行い
仮説を立て、今の耳鳴りに影響しているところを特定します。
何となくおわかりになってくださいましたか?
少しでもなるほど!って思って貰えたら幸いです。
次回は耳鳴りになりやすい方の特徴や傾向をお伝えしていきます。
OWL鍼灸整体院 西村